ブラックリストとは?登録期間・影響・解除後にできることを解説

コラム|債務整理 ブラックリストとは?登録期間・影響・解除後にできることを解説

債務整理を検討するとき、多くの方が気にするのが「ブラックリスト」という言葉です。正確には信用情報機関への事故情報登録のことを指します。登録されると何ができなくなるのか、いつ解除されるのか、解除後はどうなるのかを整理します。

「ブラックリスト」とは何か

「ブラックリスト」は俗称であり、実際にそういう名前のリストが存在するわけではありません。正確には、JICC・CIC・KSCなどの信用情報機関に事故情報が登録された状態を指します。

債務整理・長期延滞・強制解約などが発生すると、各機関に情報が登録されます。これらの機関は互いに情報を共有しているため、どこかに登録されれば実質的に金融機関全体で「ブラック」として扱われます。審査の際に参照されるため、登録期間中は新たな借り入れやカード作成が原則できなくなります。

登録期間の目安

登録期間は手続きの種類によって異なりますが、おおむね5年〜7年が目安です。

手続き・事由 登録期間の目安
任意整理 約5年(完済から)
個人再生 約5〜7年
自己破産 約5〜7年
長期延滞(3ヶ月以上) 約5年(延滞解消から)
強制解約 約5年
⚠️ 登録期間は「完済・手続き完了から」起算

登録期間は手続きを始めた日ではなく、完済または手続き完了の日から起算されます。返済が長引けばその分、情報が消えるタイミングも後ろにずれます。

登録中にできること・できないこと

✓ 登録中でもできること
  • 現金での買い物・日常生活全般
  • デビットカードの利用
  • 携帯電話回線の契約・継続利用
  • 就職・転職活動(信用情報は照会されない)
  • 賃貸入居(保証会社の種類による)
  • 家族名義のクレジットカード利用
✗ 登録中にできないこと
  • 新たなクレジットカードの作成
  • 消費者金融・銀行からの新規借り入れ
  • 住宅ローン・マイカーローンの申し込み
  • 携帯端末の分割購入
  • 信用系保証会社を使った賃貸契約
⚠️ 携帯端末の分割払いに注意

携帯の通話料を滞納しているつもりでも、毎月の請求には端末の分割払い分が含まれていることが多く、割賦販売の延滞として信用情報に登録されるケースがあります。2〜3ヶ月の滞納でも登録されることがあり、支払い後も5年間は情報が残ります。

解除後はどうなるか

登録期間が終了すると、信用情報機関から事故情報は削除されます。削除後は、原則として通常通りクレジットカードの申し込みやローンの審査が受けられるようになります。

✓ 解除後にできるようになること

クレジットカードの新規作成/各種ローンの申し込み(住宅・自動車など)/携帯端末の分割購入——これらが通常の審査プロセスで申し込めるようになります。ただし審査は各社の基準によるため、必ず通るとは限りません。

⚠️ 「社内ブラック」には注意

信用情報機関の登録が消えても、過去に取引があった会社(整理した業者など)は社内データとして履歴を保持している場合があります。解除後もその会社のカードや借り入れの審査が通りにくいことがあります。

🚫 「事故情報を消せる」という勧誘は詐欺です

「信用情報機関と提携しているので、手数料を払えば事故情報を消せる」などという業者は詐欺です。信用情報機関が金銭の見返りに情報を削除することは一切ありません。こうした勧誘には絶対に応じないでください。

まとめ

「ブラックリスト」とは信用情報機関への事故情報登録のことです。登録期間はおおむね5〜7年で、期間中はクレジットカード・ローン・端末の分割購入などが原則できなくなります。ただし就職・現金払いの生活には基本的に影響しません。解除後は通常の審査が受けられるようになります。「5年我慢できるか」ではなく、「今の返済苦をこのまま続けるかどうか」と比べて考えることが大切です。
ブラックリストへの不安も含めて、一緒に整理しましょう
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